【体験談】薬物治療と生活習慣改善によるアスペルガー症候群の治療

薬物治療と生活習慣改善による治療

 薬物治療と生活習慣改善によるアスペルガー症候群の治療を行った方の体験談を紹介します。

 

 

 人の気持ちがわからないことや自分の気持ちを相手に上手く伝えられないことがあり、特に社会人になってから生きづらさを感じるようになりました。

 

 家族もうすうす感じていたようで、一度、精神関連の病院に行ってみた方がよいと勧められました。

 

 病院に行ってみると幾つかテストのようなものを受けたり、問診を受けたりしました。

 

 そして、医師からアスペルガー症候群の疑いがある言われました。

 

 ただし、症状としてそれほど激しいものではないということで、食事療法や投薬で治療することができると言われました。

 

 正直、アスペルガー症候群という症状は初めて聞いたし、病気の一種だったことに凄いショックを受けました。

 

 アスペルガー症候群の治療は市内の違う病院に良い先生がいるということで紹介書を書いてもらい、後日その病院に行きました。

 

 病院は心療の専門病院で、綺麗な病院だったので気持ちの面ですごく楽になりました。

 

 精神関連の病院は薄暗いイメージが強かったので、綺麗で病院らしくない雰囲気で安心しました。

 

 治療は、薬物治療と平行して生活習慣を見直す意味も含めた食事療法も行なわれました。

 

 治療が始まった当初は、無理のないように組まれたプログラムに対してでも違和感を色々と感じていました。

 

 でも、日にちが経つにつれて、少しずつ楽しめるようになりました。

 

 そのことを医師に伝えると、楽しむ気持ちが大切だと教えられました。

 

 さらに人とのコミュニケーションを取ることも必要と言われ、積極的に外に行くようにしました。

 

 現在は、症状が改善し、薬物療法は行っていません。

 

 定期的に医師と面談を行なって、カウンセリングなどを行なってもらっています。

 

 まだまだアスペルガー症候群の症状が改善しているといっても、いつ症状が出るかという心配がありますが、今後も治療に励みたいと思っています。

 

 そしてなにより、治療を前向きにさせてくれる医師や看護師の皆さんをはじめ、治療を支えてくれる素晴らしいスタッフに出会うことができたというのも治療がうまくいった大きな要因だと思います。

 

アスペルガー 薬

 

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