夢中になると話し続けてしまう
アスペルガーの私は、自分の好きなこととなると、夢中になって話してしまいます。
相手のことも考えず、自分が何を話していたのかも覚えてないくらい夢中になります。
相手が話しかけてきても、的はずれな返答をして、また自分の話をします。
会話は一方的で、相手の話には興味を示しません。
言葉のキャッチボールがうまくできないですし、しようともしないのです。
話し方もアスペルガーに特徴的なもので、抑揚がなく、会話の間もありません。
内容もあちこちにとびがちです。
会話中、人の話を遮って、いきなり違う話を始めてしまうこともよくあります。
好きなスポーツの話をしていたのに、急に好きな食べものの話をしてしまったりします。
困惑する相手をよそに、ひとりで話し続けます。
相手の唖然とした顔など気にもなりません。
周りが見えなくなるくらい夢中になってしまうことは、アスペルガーの特徴の1つでもあります。
夢中になって話してる時、私は人との距離感をつかめなくなっています。
これもアスペルガーの特徴の1つです。
相手に近寄りすぎたり、じっと目を見つめてしまったりします。
その距離感で話すものですから、相手はその勢いにびっくりしてしまいます。
相手が口をはさめない勢いでしゃべってしまい、会話としては冷え切っています。
そして、「○○さん!もうその話はやめて!」とハッキリ言われるまで、気づかないのです。
あなたにはこんな症状ありませんか?
「アスペ」な大人がする対策
話が止まらない私。
理屈で考えても止めるのは難しいです。
「話は短くしなくちゃ」と頭ではわかっていても、なかなかそのとおりにできません。
ですから私は頭ではなく、体で覚えます。
話の区切りができたら一呼吸します。これを実践しています。
もちろん忘れてしまうこともありますが、会話のたびにこれを気をつけることで、だんだんできるようになりました。
それと、相手との距離を保つこと。
これも何回も繰り返すことで、体に覚えさせます。
今では「近い近い!」と言われることもほとんどなくなりました。
「アスペ」な大人への接し方
アスペな私は夢中になると話し続けてしまいます。
相手が迷惑そうにしていても、表情から読み取ることができないので、話が止まりません。
こんな私の一方的な会話に付きあわせてしまい、申し訳ないと思います。
聞く方はとても疲れてしまうと思います。
普通の人なら相手がちょっと飽きてきたなと感じたら、話題を変えるか、相手に話をふったりします。
しかし、私は相手の表情を読むことが苦手なので、それもできません。
できれば、会話の最中、話を整理するための助言をして頂けると助かります。
例えば、
- 「今はこの話をしよう」
- 「話がずれたから元に戻そう」
などを会話の中に挟んでもらえると、私もフッと冷静になれます。
夢中で話していると周りの声が聞こえません。
ほとんどパニック状態です。
話にブレーキをかけたり、軌道修正してくれる人がいると本当に助かります。
また、会話中、距離が近いと感じたら、「人と話すときは1mくらい離れて」などと具体的に指示してくれると理解が早まります。