アスペとは?
「アスペ」とはアスペルガー症候群の略です。
アスペルガー症候群とは、発達障害のひとつです。
大きな特徴のひとつに、「知的な遅れがないこと」というものがあります。
そのため、子供の頃は「ちょっと変わってるなあ」と思われる程度で済まされてしまいます。
お医者さんに診てもらうケースも少ないです。
そして、そんな子供が大人になったとき、社会に出て様々な苦労に直面します。
仕事や生活していくうえで、アスペルガー症候群の次のような特性が顕著にあらわれてしまうのです。
- 社会性の欠如
- コミュニケーション能力の欠如
- 強い興味の偏り
「社会にでてから人間関係がうまくいかない」「社会人としてふさわしくない言動、行動、態度」といった問題が表面化します。
「アスペ」な大人が、特性にあわない仕事に就いてしまうことで、悩みをたくさん抱えることになります。
本人が悩むだけでなく、周りの人も迷惑をかけることもあります。
「アスペ」な大人は無意識に「生きづらさ」を感じ、藁をも掴むように、病院に訪れます。
私もそのひとりでした。
症状を抑える治療を行う
アスペルガー症候群は、原因が脳の機能障害あるとされています。
したがって、残念ながら、その機能障害そのものを取り除く治療はできません。
しかし、薬物治療や心理療法、認知行動療法などによる治療で、アスペルガー症候群の症状を抑える治療を行うことができます。
また、アスペルガー症候群は、うつ病などの別の疾患を発症することもあるので、その治療も並行して行います。
専門医で受診しましょう。
支援してくれる相談窓口も存在します。
生きづらさを抱えたまま生活を送るのはとてもつらいことです。