アスペルガーと間違いやすい病気や疾患、障害

アスペルガーと間違いやすい病気

 アスペルガーと間違いやすい病気とその違いを紹介します。

 

 診断は他の病気と間違えないように細心の注意を払って行われます。

 

 しかし、以下に紹介する間違えやすい病気とアスペルガー症候群を併発している場合は、判断がとても難しいケースもあります。

 

 不安な場合は、セカンドオピニオン(主治医以外の医師の意見)を求め、十分納得してから治療を始めることも重要です。

アスペルガーと間違いやすい病気や疾患、障害記事一覧

 ADHDは不注意や他動性、衝動性といった特性がある病気です。 その特性のために日常生活に支障をきたすことが多くあります。 ADHDは子供のころに症状が現れます。 多くの人は大人になる前に症状が収まりますが、1/4程度は大人になっても症状が続きます。 そのような方は大人になってからも、「じっとしていられない」「衝動的に行動してしまう」「忘れ物が多い」「片付けができない」「段取りができない」などの症...

 統合失調症は考えをつなぐ働きが失調する病気です。 統合失調症は、幻覚や妄想、会話が難しい、感情の起伏がないといった症状が特徴的です。 興奮状態になって奇異行動をしたりする人もいれば、ひきこもりになる人もいます。 =>統合失調症の症状、診断、原因、治療 特に話がまとまらなかったり、発想が飛躍したりする症状はアスペルガー症候群の症状と似ています。 そのため、アスペルガー症候群の人が統合失調症と誤診さ...

 強迫性障害は、何かの考えにとらわれ、それを解消するための行為を繰り返してしまう病気です。 手洗いや戸締まりなど、ひとつのものごととらわれて、何回も繰り返してしまいます。 特定のものに対して頑固になったり、強くこだわったり、一定の行動を繰り返したりする点がアスペルガー症候群と似ています。

 学習障害とは、基本的には知的な遅れはないにも関わらず、特定の学習のみが極めて困難であるという障害です。 「読字障害」、「書字障害」、「読み書き障害」(ディスレクシア)、「算数障害」が代表的です。 学習障害の人は聞いたり話したり、推論したり、推考したりすることがうまくできません。 それによって、コミュニケーションがうまくとれないケースも多くあります。 こうして起こるコミュニケーション不全がアスペル...

 統合失調型パーソナリティ障害は、境界性パーソナリティ障害や自己愛性パーソナリティ障害などと同列で、パーソナリティ障害の一つです。 主な症状としては、「奇妙な思考や行動」「自分に特殊能力があると信じる」などです。 妄想癖があるものの、統合失調症とまではいかず、周りからは風変わりな人だと思われています。 独特な思考や行動がアスペルガー症候群の症状と似ています。 感性の豊かさを活かして、芸術家や占い師...

”生きにくさ”を感じるようなら医療機関へ

 このサイトを見て自分もしくは配偶者や家族など、身近な人がアスペなのでは?と思う方がいるかもしれません。

 仕事や日常生活に支障をきたすほど”生きにくさ”を感じるようでしたら病院で診てもらいましょう。

 大切なのは自己判断しないことです。正確な診断は医療機関で行われます。
 =>【医師監修】アスペルガー症候群の大人が行く病院

 また、仕事が続かない、うまくできないといった悩みを抱えた方のために就労支援機関が設けられています。
 =>「アスペな大人」に向いている仕事や就労支援

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