ガヤガヤとした環境が苦手
アスペな私は、ガヤガヤした場所がとても苦手です。
アスペルガー症候群の特徴として、たくさんの情報の中から自分に必要な情報だけを取り出すこと(選択的注意)ができないというものがあります。
普通の人は、ガヤガヤした場所でも友人と話しができます。
それは、友人の声以外の音を無意識に遮断することができるからです。
ところが、アスペルガー症候群の人は、騒がしい環境の中で、友人の声も友人以外の音もすべての音が耳に入ってきてしまいます。
そのため、友人の声に集中できません。
さらに、私の場合、選択的注意が出来ないだけでなく、たくさんの声が耳に入ってくることで、吐き気や頭痛を起こしてしまうことも多くあります。
あなたにはこんな症状ありませんか?
「アスペ」な大人がする対策
アスペな私は、ガヤガヤとした環境が苦手という問題に対して、こんな対策をしています。
人の多いところや騒がしいところでは、耳栓やノイズキャンセリングヘッドホンをしています。
特にノイズキャンセリングヘッドホンは周囲の騒音だけ消えて音楽が楽しめるので重宝します。
仕事中でも一人作業中は耳栓をしています。
会話が聞こえないので不都合があるのではと思われるかもしれません。
実は騒音だけカットして会話や警告音は聞こえる耳栓があるのです。
職場には「ちゃんと会話は聞こえてますので」と伝えておくとよいでしょう。
「アスペ」な大人への接し方
アスペな私は、ガヤガヤとした環境が苦手です。
できればこんなふうに接してください。
会話は静かなところでお願いします。
騒がしいところでは会話をせず、どこか静かな喫茶店など落ち着いたところで会話してくれると助かります。
アスペな大人にとって、仕事中の耳栓やノイズをキャンセルするヘッドホンは必需品ともいえます。
騒音はカットして、会話は聞こえる耳栓というものがあるのです。
余計な騒音が聞こえず、相手の声が聞こえやすくなります。
どうか、不自然な場面で耳栓やヘッドホンをしていても、不思議に思わず、普通に接して頂けると嬉しいです。
また、聴覚だけでなく、アスペルガー症候群には、感覚が正常に働かないといった特性があります。
聴覚、視覚、嗅覚、味覚、触覚などにおいて、普通の人と違った感じ方をしますので、接する際はどうか配慮していただけたらと思います。