アスペルガーと合併しやすい病気

アスペルガーと合併しやすい病気

 アスペルガーと合併しやすい病気として、てんかんとトゥレット症候群を紹介します。

 

 どちらもある一定の割合でアスペルガー症候群と合併していることが分かっています。

 

 てんかんもトゥレット症候群も脳の機能障害が原因で起こるものですが、なぜアスペルガー症候群と合併しやすいのかははっきりとは分かっていません。

アスペルガーと合併しやすい病気記事一覧

 てんかんは、アスペルガー症候群の約10%が併発するといわれています。 てんかんとは、日常的にてんかん発作を繰り返す脳の病気です。 てんかん発作は手足や全身の痙攣、意識障害などの症状が起こります。 脳内の一部で過剰な電気が放出された時に起こります。 そのきっかけや発作の様子はさまざまです。 放っておくと事故に繋がったり、脳の機能に影響を及ぼすことがある危険な症状です。

 アスペルガー症候群の方のなかにはトゥレット症候群を合併している方も少なくありません。 トゥレット症候群は、自分の意思とは関係なく顔面や体の一部が断続的に動くチック症状が特徴的です。 ドーパミンなどの神経伝達物質の異常によって起こります。 具体的なの次のような症状があります。ピクッと肩や首を動かす。顔をしかめる。咳払いをする。鼻を鳴らす。

”生きにくさ”を感じるようなら医療機関へ

 このサイトを見て自分もしくは配偶者や家族など、身近な人がアスペなのでは?と思う方がいるかもしれません。

 仕事や日常生活に支障をきたすほど”生きにくさ”を感じるようでしたら病院で診てもらいましょう。

 大切なのは自己判断しないことです。正確な診断は医療機関で行われます。
 =>【医師監修】アスペルガー症候群の大人が行く病院

 また、仕事が続かない、うまくできないといった悩みを抱えた方のために就労支援機関が設けられています。
 =>「アスペな大人」に向いている仕事や就労支援

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