アスペな大人の特徴

あいまいな指示を理解できない


 私は、あいまいな表現やあいまいな言い回しを理解できません。

 

 これはアスペルガーの特徴の1つです。

 

 例えば、「じゃあいつものあそこで一杯やりましょう」と言われても、いつ、どこで何をやるのか分からないので、混乱してしまいます。

 

 話の中で5W1Hが正確に分からないと現実のものとして受け入れられないのです。

 

 「会議するから机の上にあるやつ取ってきて」と言われても、何を取ってきたらいいのか理解できません。

 

 机の上には、いかにも会議で配るための書類が置いてあります。

 

 普通に考えれば、その書類を持っていけばいいのです。

 

 それなのに私は、机の上にあるボールペンやメモ帳、ティッシュなど全て持っていかなくてはと考えてしまうのです。

 

 「こんなにたくさん持っていくにはどうしたら良いのだろう」とパニックになってしまいます。

 

 「指示代名詞」や「あいまいな言い回し」は非常に苦手です。

 

 あなたにはこんな症状ありませんか?

 

あいまいな指示を理解できない

「アスペ」な大人がする対策

 アスペな私は、あいまいな指示を理解できないという問題に対して、こんな対策をしています。

 

 まず前提として、あいまいなことをはっきりさせようとする姿勢は間違っていません。

 

 自分で勝手に解釈して、ミスや事故を起こすよりずっといいです。

 

 分からないまま行動するのではなく、「それって〇〇ですよね」と確認するとよいでしょう。

「アスペ」な大人への接し方

 あいまいな指示を理解できないアスペな私には、できるだけ丁寧に指示して頂けると助かります。

 

 そうでないと指示を理解できず、悩んでしまって行動を起こせません。

 

 自分なりに解釈してしまって、裏目に出てしまうことも少なくありません。

 

 「いつか」ではなく、「何月何日」。

 

 あそこでではなく、「駅前の○○という居酒屋」。

 

 5W1Hをハッキリしてもらうと混乱することもありません。

 

 大げさかと思いますが、小学校1年生にも分かるような指示をして頂ければと思います。

 

 アスペルガー症候群の人はまじめに取り組むタイプの人が多いので、理解できればきちんと行動します。

 

 こちらも参考にしてください。
 アスペルガーの人への適切な指示の仕方

”生きにくさ”を感じるようなら医療機関へ

 このサイトを見て自分もしくは配偶者や家族など、身近な人がアスペなのでは?と思う方がいるかもしれません。

 仕事や日常生活に支障をきたすほど”生きにくさ”を感じるようでしたら病院で診てもらいましょう。

 大切なのは自己判断しないことです。正確な診断は医療機関で行われます。
 =>【医師監修】アスペルガー症候群の大人が行く病院

 また、仕事が続かない、うまくできないといった悩みを抱えた方のために就労支援機関が設けられています。
 =>「アスペな大人」に向いている仕事や就労支援

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