アスペルガー症候群の特徴
アスペルガー症候群について正しく理解しましょう。
原因は脳の機能障害
アスペルガー症候群の原因は、生まれつきの脳機能の不全です。
遺伝により脳の機能障害が引き継がれるという説もあります。
いずれにせよ、子供の頃の育て方やしつけ方は関係ありませんし、うつ病のようないわゆる「心の病気」ではありません。
大人になるまで気づかないことがある
アスペルガー症候群となる要因は生まれつきによるものです。
ただ、症状に気づくのは、大人になってからという人も少なくありません。
子供の頃はアスペルガー症候群の症状が出ても、「子供らしさ」として看過されてしまいがちだからです。
アスペルガー症候群は自閉症の仲間
アスペルガー症候群は、自閉的な症状を持った一連の広がりである「自閉症スペクトラム」のひとつです。
知能の遅れはない
アスペルガー症候群は知能の遅れは伴いません。
ADHDや学習障害などと同じく、発達障害という位置づけです。
アスペルガー症候群の人が犯罪を起こしやすいというのは嘘
統計データ上で見ても、アスペルガー症候群の人が犯罪を起こしやすいということはありません。
コミュニケーションをとることが苦手
アスペルガー症候群の人は他人とコミュニケーションをとることが非常に苦手です。
しかし、本人の努力や工夫、周りのサポートなどによって向上は可能です。
国や自治体からの支援も十分とはいえませんが存在します
各自治体では発達障害情報支援センターが設置されています。
自立支援医療制度が適用されるケースもあります。
十分とはいえないかもしれませんが、相談や治療をしていくうえで、積極的に利用していきましょう。