興味のないことは絶対にしたがらない
アスペルガーの特徴として、興味を感じる幅が狭いというものがあります。
興味のあることには夢中になるのに対して、興味のないことや苦手なことには、頑なにやろうとしません。
私にとって苦手なことはお金の管理です。
「毎月どれくらい引き落としされているのか?」とか「口座の残金はどれくらいあるのか?」などを全く把握していませんでした。
とてもいい加減でした。
そのことを私の数少ない友だちに話すと、「早く直した方がいい」と言われました。
でも私には全く興味がないので、馬耳東風でした。
親身になってくれていたのに。
あなたにはこんな症状ありませんか?
「アスペ」な大人がする対策
興味の幅が狭く、興味のないことには頑なに取り組もとうしません。
することによるメリットを理解することがまずは大切です。
そうすれば目的意識を持って、積極的に臨めるようになるでしょう。
ものすごく抽象的な対策ですが、何事も具体的な目標を目の当たりにすることで、やる気がわいてくるというものです。
「アスペ」な大人への接し方
アスペな私は、興味のないことは絶対にしたがりません。
特に私はお金の管理を疎かにします。
そんな私に友だちが、こんな話をしてくれました。
「毎月余計な費用がかかっているかもしれないの。もし、それが削減できたら、あなたの好きな本何冊買える?」
私は、本を読むことが好きなので、すこし乗り気になりました。
そして、ちょっとずつ、毎月かかる費用を整理していったら、月に5冊くらい本を買えるお金ができたのです。
これに大喜びして、それからは、きちんとお金を管理するようになりました。
アスペな大人に対しては、苦手なこと、興味のないことを強制するのではなく、それをすることによって得られるメリットを教えてあげると良いでしょう。
また、苦手なことは思い切って他の人に任せたほうがいいこともあります。
世の中にはさまざまなサービスがあります。
片付け、家計簿など、アスペルガーの人が苦手なことを肩代わりしてくれるサービスもあります。
とくにアスペルガーの人は何事もひとつのやり方にこだわりがちですから、いろいろな手段があるということを教えてあげるとよいでしょう。