「アスペ」な大人

アスペルガー症候群の特性

 アスペルガー症候群の特性を紹介します。

 

 アスペルガー症候群を含む自閉症スペクトラムを診断する基準として、3つの特性があります。

 

 それは「対人関係を築くことが困難」「言葉によるコミュニケーションが困難」「行動の強いこだわり」です。

 

 このうち、「対人関係を築くことが困難」と「行動の強いこだわり」を持っていて、知的能力が高いとアスペルガー症候群と診断されます。

 

アスペルガー症候群にみられる自閉症スペクトラムと共通する特性
  • 対人関係を築くのが困難…他人への関心や共感が乏しく、社会性が育っていない。→対人関係を築くのが困難
  • 行動の強いこだわり…興味や活動の幅が狭い。執着、反復行動、変化への抵抗がみられる。→行動の強いこだわり

 

 以下に、アスペルガー症候群の特性について詳しく紹介します。

アスペルガー症候群の特性記事一覧

 アスペルガー症候群の特性には、対人関係を築くのが困難というものがあります。 良好な対人関係を気づくことは社会生活をするうえで必要なことです。 しかし、アスペルガー症候群の方にはこれが難しいため、社会性が身につきにくいのです。 具体的な特徴には次のようなものがあります。相手のことを考えず、自分のペースで行動する。一方的に話す。視線を合わせない。TPOに合わせた服装や言動をしない。人の表情を読めない...

 アスペルガー症候群の特性の一つとして、行動の強いこだわりがあります。 興味や行動の範囲が極端に限定されています。 強いこだわりのため、予測が苦手だったり、変化を嫌ったりします。 これは想像力の欠如に直結します。 柔軟な考えができず、不足な自体にも対処できなかったりするので、仕事や家事でも苦労することが多いです。 具体的な特徴には次のようなものがあります。予定外のことが起こると混乱する。物の位置、...

 アスペルガー症候群の特性の一つに、感覚が正常に働かないというものがあります。 普通の人が持っている”感覚のON/OFF機能”がうまく動作しません。 不必要なものをシャットアウトして必要なものだけをインプットすることが難しく、しばしば日常生活で苦労します。 その結果、さまざまな感覚に関して鋭すぎたり鈍すぎたりするのです。 具体的には次のようなものがあります。視覚 視界に入るもの全てを対象として受け...

 アスペルガー症候群の人は「対人関係を築くことが困難」「行動の強いこだわり」といった特性があります。 しかし、これは見方を変えれば個性とも言えるものです。 特性と個性、この線引はどうやってできて、どう向き合えばいいのでしょうか。 五感をはじめとしたさまざまな能力には個人差があります。 コミュニケーションの問題はこの能力差から生まれるものです。 この能力の差は人の個性ともいえます。 個性の範囲なら、...

”生きにくさ”を感じるようなら医療機関へ

 このサイトを見て自分もしくは配偶者や家族など、身近な人がアスペなのでは?と思う方がいるかもしれません。

 仕事や日常生活に支障をきたすほど”生きにくさ”を感じるようでしたら病院で診てもらいましょう。

 大切なのは自己判断しないことです。正確な診断は医療機関で行われます。
 =>【医師監修】アスペルガー症候群の大人が行く病院

 また、仕事が続かない、うまくできないといった悩みを抱えた方のために就労支援機関が設けられています。
 =>「アスペな大人」に向いている仕事や就労支援

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