絆ホルモン「オキシトシン」点鼻薬でアスペルガー改善
鼻にスプレーするだけでアスペルガーの症状を改善する薬の治験が始まりました。
効く秘密は絆ホルモンと呼ばれるオキシトシンです。
オキシトシンは恋人と手をつないだり、赤ちゃんを抱っこしたりして”絆”を感じると分泌されることが分かっています。
近年、オキシトシンをアスペルガーなどの自閉症スペクトラムの患者に投与すれば、人の暖かさや相手への思いやりの心が増幅され、コミュニケーション機能が改善されるのではと薬の研究が進められてきました。
これまでアスペルガーの投薬治療はうつ病や不安障害などの二次障害に対して行われてきました。
自閉症スペクトラムの症状であるコミュニケーション機能に直接アプローチする薬は初めてです。
2018年3月、いよいよ治験が始まったという報告がありました。
5年ほどで製品化を目指すとのこと。
今後にも注目です。