「アスペ」な大人

 

アスペルガー症候群の一般的な症状

2013/07/16更新

 アスペルガー症候群は、発達障害の一種です。

 

 知的障害を伴わない高機能自閉症と同じく広汎性発達障害に分類されているものです。

 

 その大きな特徴や症状として、コミュニケーションが著しく苦手であるということがあげられます。

 

 アスペルガー症候群の方は基本的に学習面、運動面の発達においては問題がありません。

 

 言葉も流暢に話せますし計算もできます。

 

 ぎこちなさはあるものの、走る、ジャンプなども一般的なレベルはこなせます。

 

 しかし、言葉を発することはできますが、流れを読みながら会話をすることができないのです。

 

 相手の気持ちを理解したり、何を求められているか察したりすることが非常に困難で、会話がちぐはぐになりがちです。

 

 たとえば、「雨が降りそうだから注意してね」と言われても、何を注意すればいいのかわかりません。

 

 「雨が降ると濡れてしまうから、傘を持って行ってね」と言えば理解できます。

 

 このように言葉の奥を読むことが出来ず、人の希望や指示の意図を察することができないのです。

 

 そのため、運動機能に問題はなくてもスポーツでチームプレイを行うことが困難になります。

 

 また、予定外のことに対応できなかったり、見通しを立てられないという症状もあります。

 

 加えて社会性の欠如もあります。

 

 一般的なルールを理解したり実行したりすることができないのです。

 

 たとえば、不幸があった人の前で笑ったり喜んだりしてしまいます。

 

 その一方で、自分が決めたルールを守ることは得意です。

 

 手順や作業フローなどに添えば、何度行っても、きっちりと同じ方法で実行できます。

 

 むしろそれに固執し、違った方法をとることを嫌い、融通がきかないという欠点が顕わになることも往々にしてあります。

 

 さらに、多くの音の中から任意のものを聞き取ることも苦手です。

 

 数人が同時に話をしていると、それらが全て耳に入るのです。

 

 その中から特定の声だけを集中して聞く、ということができません。

 

 これを選択的注意ができないといいます。

 

 このようにアスペルガー症候群の人は、学校、社会、家庭において、人と付き合っていく上で多くの問題を抱えています。

 

 症状の程度は様々です。

 

 軽度であるほど、自分の発達障害に気づかないまま大人になりがちです。

 

 そういう人は、アスペルガーである自覚を持たないまま、なんとなく人とうまくやっていけない生き辛さを感じながら、生活を送ってしまうのです。

 

アスペルガー症候群

症状は治療で抑えることができる

 生きづらさをずっと抱えていると、社会生活に支障がでますし、うつ病や不安障害などの二次障害を発症することもあります。

 

 アスペルガー症候群においては、専門医による治療でその症状を抑えることができます。

 

 薬で症状を抑えることもできますし、認知行動療法によって、ネガティブな考え方を修正することもできます。

 

 アスペルガー症候群の症状で悩みをかかえているなら、少しでも早く専門医で受診しましょう。

”生きにくさ”を感じるようなら医療機関へ

 このサイトを見て自分もしくは配偶者や家族など、身近な人がアスペなのでは?と思う方がいるかもしれません。

 仕事や日常生活に支障をきたすほど”生きにくさ”を感じるようでしたら病院で診てもらいましょう。

 大切なのは自己判断しないことです。正確な診断は医療機関で行われます。
 =>アスペルガー症候群の大人が行く病院

 また、仕事が続かない、うまくできないといった悩みを抱えた方のために就労支援機関が設けられています。
 =>「アスペな大人」に向いている仕事や就労支援


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