アスペルガーと診断されました-とある学生の手記

 

アスペルガーと診断されました

 アスペルガーと診断されたある学生の手記を本人の了解を得て公開します。

 

昔から人づきあいが苦手でした。学校でもあまり人に好かれてないのではと思うこともありました。ずっとうつ病で病院にかかっていましたが、先日、別の病院でアスペルガーと診断されました。
 アスペルガーがどういったものかわからず、家に帰って調べてみました。アスペルガー診断テストというものがあり、チェックしてみると確かにアスペルガーの可能性が高いようでした。精神病だと思っていたけれど、人格障害なのだそうです。
 確かに自分は見た目には普通ですが、お前は空気が読めないなんて、冗談めかしに言われたものでした。いまは、アスペルガーと言われてどうしようという気持ちと、納得する気持ちが半々です。しかし、これからどう生きていけばいいのだろうと悩む自分もいました。
 現在、大学に通っているのですが、一人で黙々とパソコンを触ってることが多いです。しかし、大量の薬を目の前に、さらに不安が募りましたが、治療を受けており、精神的には安定しています。
 でも、将来のことを考えると、自分はどう生きていけばいいのだろうと悩んでしまいます。もともと、対人関係で悩むことが多く、自分では普通のつもりが周りとはずれているらしいことはわかっていましたが、アスペルガーだと診断されても、このコミュニケーションの部分がどうしてよいのかわからないのです。自分なりに考えて、一人で黙々と打ち込む仕事が向いてるんだろうと思っています。
 パソコンが大好きで、タイピングはもちろんですが、自分で何かを作ったりすることは好きですし、できれば社会に出て普通に働けるかはわかりませんが、こんな自分でも必要としてもらえる仕事を見つけたいと思っています。そのためにもいまは 巡り合えた主治医の助けを借りつつ前向きに進みたいと思います。

アスペルガーと診断されて初めて前向きになれた

 診断されたときの苦悩や将来への不安がうかがえますが、アスペルガーと向き合い、ポジティブに生きていこうという意気込みがみえます。
 私の経験も踏まえて、アスペルガーの診断についてお話します。
 大人になってからアスペルガーと分かった人の大半は、子どものころから、なんとなく生きづらさを感じていたようです。アスペルガー症候群という病気だと分かるとショックを受けますが、診断がついたことによって、逆にスッキリするものです。
 アスペルガーの診断はDSM-IVを診断基準としています。最初はこれで判断できるのかと疑っていたのですが、今見返すと、どれも自分に当てはまるし、基準として間違っていないと思うようになりました。
 アスペルガーの人に向いている仕事は、やはりコミュニケーションの機会が少ないものが良さそうです。私のように仕事で結構人と会うのは、アスペルガーのなかでは稀です。その分、周りの人に迷惑をお掛けしているのですが。。人間は一人では生きていけないものです。人それぞれの特性を出しあって、豊かな社会になっていけば良いと思います。アスペルガーな私もその一役を担えるようこれからも頑張ります。

アスペルガー症候群の診断や治療は専門の医療機関にてお受けください。 =>アスペルガー症候群の大人が行く病院

 

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