「アスペ」な大人

アスペルガー症候群は特性か個性か?

 アスペルガー症候群の人は「対人関係を築くことが困難」「行動の強いこだわり」といった特性があります。

 

 しかし、これは見方を変えれば個性とも言えるものです。

 

 特性と個性、この線引はどうやってできて、どう向き合えばいいのでしょうか。

 

 五感をはじめとしたさまざまな能力には個人差があります。

 

 コミュニケーションの問題はこの能力差から生まれるものです。

 

 この能力の差は人の個性ともいえます。

 

 個性の範囲なら、ちょっとした生活の工夫で円滑なコミュニケーションは可能です。

 

 しかし、アスペルガー症候群の人の場合はそう簡単にいきません。

 

 アスペルガー症候群の人がコミュニケーションをうまくとれないのは、脳の機能障害によって起こっている特性だからです。

 

 だからこそ、アスペルガー症候群を疑う人はしっかりした診断や検査が大切だといえます。

 

 仮にアスペルガー症候群だと分かったとしても落ちこむ必要はありません。

 

 むしろ、対策がとりやすくなったと前向きに考えられるようになるでしょう。

 

 その一方で診断をつけることにこだわりすぎてもいけません。

 

 診断がつくことで傷つき、自信をなくしてしまう人もいないわけではありません。

 

 何が何でも病院に連れて行くというのではなく、本人の心情、周りとの関係などを考えたうえで受診を決めましょう。

 

 →アスペルガー症候群の大人が行く病院

 

 アスペルガー症候群の特性を個性と受け止めて、向き合っていく勇気が大切といえるでしょう。

 

アスペルガー症候群は特性か個性か?

”生きにくさ”を感じるようなら医療機関へ

 このサイトを見て自分もしくは配偶者や家族など、身近な人がアスペなのでは?と思う方がいるかもしれません。

 仕事や日常生活に支障をきたすほど”生きにくさ”を感じるようでしたら病院で診てもらいましょう。

 大切なのは自己判断しないことです。正確な診断は医療機関で行われます。
 =>【医師監修】アスペルガー症候群の大人が行く病院

 また、仕事が続かない、うまくできないといった悩みを抱えた方のために就労支援機関が設けられています。
 =>「アスペな大人」に向いている仕事や就労支援

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