「アスペ」な大人

統合失調症

 統合失調症は考えをつなぐ働きが失調する病気です。

 

 統合失調症は、幻覚や妄想、会話が難しい、感情の起伏がないといった症状が特徴的です。

 

 興奮状態になって奇異行動をしたりする人もいれば、ひきこもりになる人もいます。

 

 =>統合失調症の症状、診断、原因、治療

 

アスペルガー 統合失調症

 

 特に話がまとまらなかったり、発想が飛躍したりする症状はアスペルガー症候群の症状と似ています。

 

 そのため、アスペルガー症候群の人が統合失調症と誤診されることも少なくありません。

統合失調症とアスペルガー症候群の違い

 以下に、統合失調症とアスペルガー症候群の特徴的な違いを紹介します。

 

幻聴におけるアスペルガーと統合失調症の違い

アスペルガーの人

 突然、記憶を思い起こすことがあります。

 

 それが幻覚の一種である幻視と間違われることがあります。

 

統合失調症の人

 統合失調症の人は、「死ね」「食べるな」「やめろ」といった声が聞こえる幻聴が多く現れます。

 

妄想におけるアスペルガーと統合失調症の違い

アスペルガーの人

 いやな記憶を突然思い出すことがあります。

 

 それが妄想に間違われることがあります。

 

統合失調症の人

 幻聴が原因で、被害妄想を引き起こします。

 

会話が難しいことについて、アスペルガーと統合失調症の違い

アスペルガーの人

 関心のあることにしか興味がわかないため、会話が脱線しやすくなります。

 

統合失調症の人

 思考がうまくまとまらず、話していることが支離滅裂に受け取られます。

 

感情の起伏がないことについて、アスペルガーと統合失調症の違い

アスペルガーの人

 感情の表し方がよく分からないので無表情になります。

 

統合失調症の人

 症状が進むと内に引きこもるようになり、そのため表情が乏しくなります。

”生きにくさ”を感じるようなら医療機関へ

 このサイトを見て自分もしくは配偶者や家族など、身近な人がアスペなのでは?と思う方がいるかもしれません。

 仕事や日常生活に支障をきたすほど”生きにくさ”を感じるようでしたら病院で診てもらいましょう。

 大切なのは自己判断しないことです。正確な診断は医療機関で行われます。
 =>【医師監修】アスペルガー症候群の大人が行く病院

 また、仕事が続かない、うまくできないといった悩みを抱えた方のために就労支援機関が設けられています。
 =>「アスペな大人」に向いている仕事や就労支援

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