アスペルガー症候群にまつわる体験談

 

アスペルガー症候群を疑った友人が私の背中を精神科へ押してくれた

2015/12/06更新

 アスペルガー症候群と言うと、何となく子どもの病気だと思っていました。ところが、大人でもアスペルガーにかかる人はいる、正確にいうと、子どものころの症状が大人になって目立ってくる人が多いそうです。そして、私自身がそうだったのです。社会人になってから人と付き合うのに疲れ、人付き合いを避けるようになってしました。

 

 私のことをアスペルガー症候群ではないかと指摘したのは、医療に詳しい私の親友でした。信頼できる精神科があるとのことで、付き添ってもらって受診することになりました。小さい頃からの親友だからこそ、急に人付き合いができなくなってしまった私のことが心配になったようです。

 

 精神科というと、何となく恥ずかしい気持ちがあり、できることなら一生、訪れたくないと思っていました。でも、親友も一緒に行ってくれたので、とても心強く感じられました。リラックスして受診できたのは、親友と医師の穏やかな人柄が良かったのだと思います。

 

 初診はカウンセリングが中心でした。いつからどんなふうになってしまったのかといったことなどを、医師に話しました。これまではどちらかと言うと社交家だったため、自分でも不思議に思っているという正直な気持ちも話しました。初対面の人に、これだけ自分の内面を話せたのは初めてのことだと思います。さすがプロだと思いました。

 

 それに、話してみたことによって、急に心が軽くなったような気持ちになったのです。親友にはいろいろと話していましたが、私はもっと他人にも心の内をさらけ出したかったのだということに気が付きました。

 

 それから治療が始まりました。薬物治療もまじえながらです。幸い、私はまだ症状が軽い方だったらしく、通院も苦痛に感じませんでした。初めのうちは親友に付き添ってもらっていましたが、今では一人で通院できるようになりました。

 

 アスペルガー症候群は心の病気ではなく、性格も関係ありません。先天的な脳の機能障害が原因です。治療を続けていくうちに、話を聞いてくれる人がいるという事実が嬉しくなり、薬の効果もあるのだと思いますが、少しずつ良くなってきているように思います。最近は外へ出ることも苦にならなくなりました。親友が背中を押してくれたお陰です。

 

=>アスペルガー症候群の大人が行く病院

”生きにくさ”を感じるようなら医療機関へ

 このサイトを見て「自分はアスペルガーかも?」と思う方がいるかもしれません。

 

 もしくは「夫や妻、身近な人がアスペルガーなのでは?」と疑う方もいるかもしれません。

 

 何であれ”生きにくさ”を感じるようなら病院で診てもらいましょう。

 

 大切なのはアスペルガーだと自己判断しないことです。

 

 正確な診断は医療機関で行われます。

 

=>アスペルガー症候群の大人が行く病院

 

 

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小さい時には、親も私も弟の事を、ただ気性の激しい、そして気難しい子供という認識で捉えていたのですが、高校生へと成長してくると人とのコミュニケーション能力がひどく欠落している事に気づきました。学校では友人が一人もおらず、毎日学校と家の往復だけであとは部屋にこもっているのです。
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集団行動が苦手で子供の頃から悩んでいた
集団行動が苦手で、運動会で披露するための皆でやらなければならないダンスを決められた通りに踊ることができず、体育館の隅っこでずっと座っていました。
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周囲に関心がないというアスペルガーの症状を疎ましく思いました。自分で自分が嫌になり自己嫌悪に陥りました。でも自分を責めてばかりでもしかたがない。どうやって他人と付き合っていくか真剣に考えるようになりました。
感情が爆発して批判ばかりしてしまう
直接話している時はまだ普通なのですが、メール等の文面でのやりとりになると感情が爆発してしまいがちなのです。