アスペルガー症候群は社会に出てから苦労する
アスペルガー症候群は現代の日本人には学校の1クラスに1人はいてもおかしくない発達障害と言われています。
このアスペルガー症候群に関しては、学校の勉強の成績は良く、日常生活を送る分には問題は無いものの、人とコミュニケーションを取ることが通常の人と比べて圧倒的に苦手という特徴があります。また、こだわりが強いと言う特徴もあり、これが人とのコミュニケーションをさらに難しくしています。
また、周りからするとアスペルガー症候群は気難しくて話しにくい人程度の認識であり、そのこともあって、発達障害であることは気づかれにくいことが多いです。
ですが、そのこだわりが時によってはトラブルを起こしてしまうことも少なくはありません。というのも、何か問題が起こった際、アスペルガー症候群であると、まず「自分は悪くない」と意固地になってしまい、自分が悪くても謝ることが出来ません。また、このような場合開き直って逆に相手方が悪いとなすりつけることもあります。このようなことから人間関係を悪化させてしまうことが多いです。
ちなみに開き直りばかりする「自分は悪くない症候群」というのが社会的にも問題になっています。
また、アスペルガー症候群であると、一つの事に集中すると周りのものが全く気にならないという性質があります。そのため、学校生活上では問題ないものの、社会に出てから一般企業で働く際、仕事の優先順位を決めることができません。仕事の途中で「こちらの方が大事だからいったん作業を辞めて必要な仕事をしよう」という切り替えが出来なく、業務に支障をきたしてしまうことも少なくはありません。