同僚がアスペルガー症候群です
アスペルガー症候群を身近で知ることができました。職場の同僚の中にアスペルガー症候群の診断を受けていた人がいたのです。その人は周りから『変わり者』『非常識な人』と思われていました。でも上司から言われた作業はまじめに行っていましたので、『単に人付き合いが悪い人』『人としゃべるのが苦手な人』と思っていました。
ある日、他の同僚の親御さんが亡くなり、忌引き休暇から復帰した際、その人は、「どれ位入院しての?」「お葬式代いくらかかった?」などと、まだ悲しみから立ち直っていない同僚に向けてそんなことを聞いていました。
=>アスペな大人の特徴-他人を傷つけることを平気で言う
当然その同僚は怒ってしまい、非常識にも程があると立ち去りました。何故そんなことを聞いたのか尋ねると、「落ち込んでいると思ったから、話しかけて元気を出してもらおうと思った。」と。さらに、「そういう時に話してはダメなことを先に教えてくれないと分からない。」とも言っていました。もう40代後半の年齢で分からないはずが無いと思いましたが、私自身も驚いたので何も言えませんでした。
後日どうしても気になり上司に話したところ、その人がアスペルガー症候群であることが分かりました。普段は一人一人の作業なので周りには気付かれにくかったのでしょうが、コミュニケーションが苦手な他に、この職場で働き始めた頃は道を覚えられず毎日遅刻していたそうです。でも一度覚えた作業はきちんと行えるので働いてもらっていると。
このことがきっかけでアスペルガー症候群を理解できて良かったです。またそのような人を雇い入れて社会でサポートしようと考えている上司に脱帽でした。