PTSD
PTSDとは過去に受けた心の傷(トラウマ)が原因で不安や緊張を引き起こすというものです。
PTSDは主にフラッシュバック、回避行動、過覚醒症状といった症状がみられます。
アスペルガー症候群の人はフラッシュバックがよくあらわれます。
フラッシュバックとはトラウマの原因となった出来事が、ふとした時に一気に心によみがえってくることです。
フラッシュバックはショッキングな事故や事件に巻き込まれた人だけが起こると思われがちです。
しかし、日常的に受けた悲しい体験や辛い体験がトラウマとなり、それと似たような体験をすることでフラッシュバックを起こすこともあります。
アスペルガー症候群の人は普通の人より記憶力に優れているので、日常的に起こったことでもトラウマになりやすいのです。
アスペルガー症候群の人は、子供の頃からよく怒られてきたり、罵られてきたりしたという辛い体験をしています。
それで職場で上司に怒鳴られたり、近しい人と言い争いになったりしたときに、過去に受けたネガティブな感情がよみがえり、フラッシュバックを起こすのです。
フラッシュバックに悩まされる人は医師に相談しましょう。