ネット依存症に陥ることも
アスペルガー症候群を含む発達障害の人は、その特性によりネット依存症に陥りやすいという側面があります。
自分の思っていることを上手く伝えられない、他人のことを理解できないという特性から、たびたび対人関係で問題を起こします。
それでリアルのコミュニケーションではなく、ネットのコミュニケーションに楽しみを求めるようになります。
アスペルガー症候群の人は、まわりの空気を読むことも苦手です。
その点、ネットなら画面上の表示で状況やステータスがわかるので、比較的周囲に合わせることができます。
さらに、ものごとへの異常なこだわりが、インターネットをやりつづけてしまう大きな要因になるのです。
もちろんネットそのものが悪ではありません。
ただ、日常生活に支障をきたしてしまうほど、没頭してしまうなら問題です。
生活改善を試みたり、医療機関などで相談してみたりするとよいでしょう。